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有給消化でワーケーションしよう!【知らないと損するワーケーションのあれこれ】

ワーケーション

ワーケーション検討中の人で、こんな疑問を持ってる人はいませんか?

今度有給をとってワーケーションしようと思うんだけど、休暇先で仕事をする場合はどういう扱いになるんだろう…
仕事をしている時間は勤務時間になるのかなあ?

ワーケーションが身近な働き方になってきたとは言え、企業側も私たちもワーケーションの制度について充分に理解しきれてない部分があります。

読者のみなさんはワーケーションをする時に、どこからどこまでが有給扱いになるかきちんと把握してますか?

職場と読者のみなさんのワーケーションに対する認識が違っていることで、読者のみなさんが損していることもあるかもしれません。

本記事ではワーケーションという概念をきちんと理解し、ワーケーションを楽しむために大事なこと注意すべきことなどを解説していきます。

 

ワーケーション先での仕事時間は有給扱いにならない?

ワーケーション 疑問

そもそもワーケーションとは?

ワーケーションとは休暇中に休暇先で仕事をすることです。
ワーケーションとは、仕事(work)休暇(vacation)の造語です。近年の働き方改革で推奨される働き方です。
勘違いされることが多いのですが、有給休暇をとって休暇を楽しんでいる時に仕事をすることではありません。休暇先であっても、仕事と休暇の時間がきっちり分けられる必要があります。
また、ノマドワークのように、自由な場所で仕事をするという形ともまた違った意味合いを持ちます。
ワーケーションを簡単に言い表すと、あくまで休暇がメインであるけど休暇の前後や隙間時間に仕事を行うことです。
ワーケーションという働き方は「休暇を取りたいけど仕事が忙しくて有給をとるのに抵抗がある」という状態を改善するためのものと言っていいでしょう。

現地での仕事時間は有給に含まれない!!

前述のワーケーションの定義に当てはめると、ワーケーションで仕事をする時間は勤務時間に含まれます。よって、仕事をしている時間は有給の時間内には含まれません。

有給を取得している日の9:00〜12:00の間は仕事をする場合は、午後休という扱いになります。

有給は労働基準法の絡みもあるため、働いている時間と休暇の時間はしっかり区別しておきましょう。

 

ワーケーションのメリット

ワーケーションメリット

ワーケーションのメリットには以下の4つがあります。

有給消化の促進
仕事の生産性が上がる
通勤ストレスの軽減
地方自治体の活性化

それぞれ解説していきます。

有給消化の促進

ワーケーションすることで、休暇先でも仕事ができるため有給が取りやすくなります。

例えば、従来であれば「ハワイに行きたい!」と思っていても、仕事が忙しい人であれば休暇を取得しにくかったと思います。

しかしワーケーションするのであれば、

月・火(休み)←有給

水・木(仕事日)

土・日(休み)休み

上記のように月・火曜日の2日間を有給にすることで、計7日間確保することができます。
水、木曜日の仕事日も夜は出歩くことができるため、ワーケーションの7日間で充分ハワイを楽しむことができます。

普段仕事に追われている人も、ワーケーションを利用すればリゾート地でゆっくり休養することができます。

仕事の生産性が上がる

ワーケーション先でリフレッシュできるので、心身ともにいい状態で仕事をすることができます。
また、普段と違う環境で仕事をすることは気分転換になります。
これにより、仕事の生産性が上がるという効果も期待できます。
また、普段から家族サービスができていない人にとっては貴重な家族サービスの機会になることでしょう。

通勤ストレスの軽減

ワーケーションに限らずテレワーク全体の効果として言えることですが、通勤が不要になるのは大きなメリットです。
ある研究によると、満員電車のストレス値は戦場で戦う兵士以上とも言われています。
毎日満員電車に乗るのは身体にとってもよくありません。
とは言え、サラリーマンの方であれば、全く満員電車に乗らなくすることは難しいでしょう。
忙しいサラリーマンの人も、ワーケーションなどの機会を利用して、1年のうち数日だけでも満員電車に乗らない日を設けてみるのもいいかもしれません。

地方自治体の活性化

ワーケーションで地方のリゾート地などに滞在した場合、ホテルやレストラン、観光地などでお金が使われることになります。
今後さらにワーケーションが浸透していけば、地方財政が潤うことになり、観光客が増えることで地方自治体も活性化していくことも期待できます。

 

ワーケーションの課題

ワーケーション課題

ワーケーションという働き方が広まり始めてからまだ日が浅いために、まだまだ解決しなければならない課題があります。

特に注意しなければいけないのが、

会社によってワーケーション時の規定が違う部分があることです。

ワーケーションに関しての企業側と従業員の認識の違いはトラブルに繋がりかねません。
トラブルを未然に防ぐためにも、以下に挙げる課題について事前に企業側に確認しましょう。

ワーケーションの課題については以下のものがあります。

・勤怠管理が困難

・労災が認められないこともある

それぞれ解説していきます。

勤怠管理が困難

会社以外の場所で働くことになるので、勤怠管理が困難を極めます。
報酬が成果型であれば問題ないのですが、時給制の場合は管理が難しいです。パソコンのログで管理したりWEBカメラで管理するといった方法がありますが、まだこういった設備を導入できている企業も少ないのが現状です。多くの企業では始業、昼休み、終業時にチャット報告のみ行うという形が取られています。

ワーケーション時の勤怠管理については会社によって違うので、自分の会社がどのような勤怠管理をしているか、事前にしっかり確認しておきましょう。

労災が認められないこともある

職場や自宅以外で仕事をすることになるため、仕事中に何らかの怪我をした際に仕事中の怪我なのか休暇中の怪我なのか判別が難しくなるケースもあります。
例えば、ホテル内でのデスクワークであればそれほど問題ないかもしれませんが、カフェなどで仕事中に何かのトラブルに巻き込まれるなどした場合でも労災が適用されるのか判断は難しいところです。

 

有給を使ってワーケーションする際に心がけたいこと

楽しむ

「せっかく有給を消化してワーケーションに行くんだから、しっかり楽しみたい!!」

そうですよね。しっかり楽しみ倒してこそワーケーションです。

有給を使ってワーケーションに行く際に心がけることは次の3つです。

・オンオフの区別をしっかりつける
・仕事の割り振りや申し送りを忘れない
・セキュリティ対策は万全にする

それぞれ解説していきます。

オンオフの区別をしっかりつける

ワーケーションでリゾートなどに行った時は仕事に集中することが難しい場合があります。もしホテルから30秒のところにキレイなビーチがあったら、仕事なんてしてないでビーチへ向かって走りたくなりますよね。。。でも仕事はしなくてはいけません。休暇を満喫するためにも仕事はしっかりしましょう。

仕事の割り振りや申し送りを忘れない

休暇中に「今頃あの仕事どうなっているんだろう…」のように、仕事のことが気になったことはありませんか?

ワーケーションに限ったことではありませんが、自分が休む際に仕事を誰かに振ったりする際はしっかり同僚に申し送りしましょう。割り振りや申し送りをしっかりしていれば、休暇中の仕事のことは心配せずに、休みを満喫することができます。出発当日ではなく休暇の数日前から、すでにワーケーションが始まっていると言ってもいいかもしれません。

セキュリティ対策は万全にする

業種にもよりますが、パソコンで個人情報を扱う場合はセキュリティ対策が重要になってきます。ワーケーションのホテルで使用するWi-Fiはセキュリティが甘い場合があります。仕事でインターネットが必要な場合は、必ず自分でWi-Fiルーターなどを準備しましょう。

 

まとめ

まとめ

本記事ではワーケーションに行く際に知っておくべきことをテーマにお話してきました。

ワーケーションはまだ新しい概念なので、企業側も従業員側も制度の理解が追いついていない状態にあります。

ワーケーションという働き方をしっかり理解し、有効に活用していきましょう。

本記事も最後までお読みいただきありがとうございました!

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