ワーケーション?
ステイケーション?
ブリージャー?
最近新しい言葉がいっぱい出てきて訳わからないです。
それぞれの意味を教えてください!!
近年、新しい働き方の概念をたくさん耳にするようになってきましたね。
いっぱいありすぎて訳わからなくなってきますよね。
そこで今回は最近耳にすることが多くなった、下記の3つの働き方の概念を解説していきます。
◎ワーケーション
◎ステイケーション
◎ブリージャー
それぞれの特徴を理解し、ご自身の目的や条件に合った休暇を楽しむようにしてください。
ワーケーションとは
ワーケーションとは、ワーク(work)とバケーション(vacation)が組み合わさった造語で、休暇中の旅先で仕事をするという働き方です。
ワーケーションという働き方の概念は、2000年頃に生まれたものですが、日本では2019年の働き方改革(10日以上有給を取得している従業員は年間5日以上消化しなければならない)によって更に注目されるようになりました。
ワーケーションのメリット
ワーケーションのメリットには以下の5つがあります。
◎有給取得の促進
◎生産性の向上
◎家族との時間を多くとれる
◎ドタキャンリスクの回避
◎通勤ストレスの軽減
ワーケーションのデメリット
ワーケーションのデメリットには次の2つがあります。
・仕事とプライベートの切り替えが難しい
・セキュリティ対策が必要
以下の記事でそれぞれ解説しています。
デメリットと言えど、対策は難しくないのでしっかり準備しましょう。
ステイケーションとは
ステイケーションとはステイ(stay)とバケーション(vacation)を組み合わせた造語で、休暇中に遠方ではなく自宅周辺の宿泊施設に滞在するといった休暇の過ごし方です。
近場のホテルのレストランで食事を楽しんだり、エステを受けたりで非日常を味わうといったことが特徴です。
ステイケーションのメリット
ステイケーションのメリットには次の3つがあります。
◎移動に時間が取られない
◎食事や滞在費にお金をかけることができる
◎ワーケーションと相性が良い
それぞれ解説していきます。
移動に時間を取られない
ステイケーションだと自宅近くの宿泊施設を利用するため、移動時間がほとんどかかりません。
そのため、現地での時間を多くとることができます。
スケジュールによっては最終日ギリギリまで現地で過ごしたり、早めに帰って次の日の仕事に備えたりすることもできます。
食事や滞在費にお金をかけることができる
遠方だと交通費が嵩む場合がほとんどです。
一人ならまだしも家族全員となると大変な支出になります。
ステイケーションであれば移動にお金もかかりません。
本来移動費にかける予定だったお金で、ホテルのランクをグレードアップしたり、おいしいものを食べることができます。
ワーケーションと相性が良い
自宅近くで滞在するステイケーションにワーケーションを組み合わせるのも効果的です。
ステイケーションでは移動時間がかからないので、その分仕事時間を多くとることもできます。
ステイケーションのデメリット
ステイケーションのデメリットは気分転換の要素が薄くなることです。
ステイケーションは自宅近くの宿泊施設で過ごすことなので、移動の時間がありません。
そのため遠いところに来たというような旅気分は薄くなる可能性があります。
また、電車や飛行機などの移動時間も旅の楽しみの一つという人はステイケーションは少し物足りなく感じてしまうかもしれません。
気分転換の要素を濃くするには、ホテルや旅館のグレードが高いところにしたり、食事を充実させるなどして非日常感を強くすることが大切です。
ブリージャーとは
ブリージャーとはビジネス(business)とレジャー(leisure)を組み合わせた造語で、出張の前後に2〜3日の有給を消化し、出張先で観光する(休暇を過ごす)という働き方です。
ブリージャーのメリット
ブリージャーのメリットには以下の3つがあります。
◎交通費がかからない
◎リフレッシュして働ける
◎商談の成果に繋がるかもしれない
それぞれ解説していきます。
交通費がかからない
往復の移動は出張扱いなので、交通費は企業持ちです。
なので、自己負担は現地での食事や宿泊費の一部だけですみます。
従って、浮いた資金の一部を観光や食事に充てることができるため、現地の時間をより充実させることができます。
リフレッシュして働ける
現地で観光やグルメを楽しむことができるため、リフレッシュして働くことができます。
「仕事を頑張った後には〇〇に行こう」といった感じにモチベーションを上げながら仕事を頑張ることもできるでしょう。
商談の成果に繋がるかもしれない
仕事の前に休暇をとるケースですが、観光やグルメを楽しんでいると少なからずは現地に詳しくなることと思います。
そして、商談の時にご当地トークを交えると会話を弾ませることができます。
これは商談が上手くいく要素のほんの一部分かもしれませんが、相手の地元の話をして親近感を憶えていただくことも大切かもしれません。
ブリージャーのデメリット
ブリージャーのデメリットには以下の3つがあります。
・行き先を選べない
・個人情報の管理が必要
・気持ちの切り替えが困難
それぞれ解説していきます。
行き先を選べない
ブリージャーとは言え、出張がメインなので行き先を自分で選ぶことができません。
「北海道でブリージャーしたいから北海道に出張に行かせてください」なんてことは通らないことがほとんどです。
ブリージャーにいく時は自分のいきたいところが出張先になるか、出張先に自分が興味があるかに限られてしまいます。
個人情報の管理が必要
ワーケーションにも言えることですが、業務内が個人情報を扱う内容であれば情報管理は徹底しなければなりません。
個人情報管理の方法を予め企業側に確認しておくことが大切です。
気持ちの切り替えが困難
出張と休暇の境界線がどうしても曖昧になるため、出張と休暇の気持ちの切替が困難な場合があります。
休暇のことに気を取られすぎて仕事が疎かになったり、仕事を引きずったまま休暇に入ったりするようなことは避けなければなりません。
まとめ
本記事ではワーケーションとステイケーション、ブリージャーの3つの用語を解説してきました。
簡単に振り返っておくと…
ワーケーション
→休暇先で仕事をすること
ステイケーション
→自宅周辺の宿泊施設で休暇を過ごすこと
ブリージャー
→出張の前後で出張先で休暇をとること
それぞれ完全に独立している働き方(休暇の過ごし方)ではないので、あなたの条件に合わせて組み合わせることで更に効果的な休暇の過ごし方ができます。
休暇をとる際はぜひ参考にしてみてください。
本記事も最後までお読みいただきありがとうございました。